
伊太祁曽神社


紀伊国一之宮 木の国神話の社・厄難除けの神
和歌山市の『 伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)』
伊太祁曽神社
伊太祁曽神社は我が国に樹木を植えて廻ったと 『日本書紀』 に記される 「五十猛命(いたけるのみこと)」 を祀る神社です。植樹神五十猛命は一般には「木の神様」として慕われています。そのため、全国の木材関係者のお詣りが多い神社です。
また 『古事記』 には 「大屋毘古神(おほやびこのかみ)」 として記され、災難に遭われた大国主神(おほくにぬしのかみ)の生命を救った話が記されています。このことから ”いのち神” ”厄難除けの神” の信仰が篤く、病気平癒祈願、厄除け祈願の参拝が多い神社でもあります。



安産祈願
古くから日本では、妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に腹帯(岩田帯)を巻く風習があります。これには、犬が安産で多産であることにあやかり、妊婦が安産に恵まれ、子孫繁栄を願う意味が込められています。
腹帯を神社でお祓いを受けた後に帯を巻く方が多く、「戌の日=安産祈願」という習慣が生まれました。もともと戌の日とは、犬にあやかって帯を巻く日を指します。そのため、安産祈願自体はいつ行ってもよく、腹帯のお祓いが目的であれば、戌の日の前(つまり腹帯を使い始める前)に行えば十分です。また、戌の日が大安でない場合の安産祈願についてご相談を受けることがあります。戌の日は12日に1回巡ってくるため、5ヶ月目の戌の日が大安でなくても次回まで待つのは現実的ではありません。犬の安産多産にあやかるのであれば、六曜にこだわらず戌の日にお参りください。六曜が気になる場合は、戌の日以外の日に祈願を行っても問題ありません。
妊娠中は身体的にも精神的にも不安定になりがちなため、少しでも犬にあやかりたいと戌の日に安産祈願を希望される方も多いでしょう。また大安を優先させても誤りではありません。以下の戌の日一覧を参考に、ご自身の参拝日をお決めください。
安産祈願では、祈願神璽(お札)と安産守り(大小2種類)をお授けします。神社では腹帯のご用意はありませんので、各自でご持参ください(腹帯がなくても安産祈願は可能です)。また、妊婦ご本人だけでの参拝も可能ですが、ご夫婦、ご両親、お友達と一緒にお参りいただいても結構です。
安産祈願では安産守り型のクッションをお渡ししております。参拝中は膝にのせていただき、参拝後には記念撮影にご活用ください。
令和6年の戌の日
1月
11日(木:赤口)、23日(火:赤口)
2月
4日(日:赤口)、16日(金:先勝)、28日(水:先勝)